お婆ちゃん孝行な孫たち 家族7人で行く初の日本旅行記 6
日本旅行記、今日で最後です。
京都で二泊した後は、私の実家がある北海道へ移動。
伊丹空港から千歳空港へ降り立った。
7月上旬の東京と京都は蒸し暑かったが、夜に到着した北海道は半袖では肌寒いほど気温が低かった。
子供たちが最後に母と会ったのは、まだ小学校に上がる前だったかな。
子供たちのあまりの容姿の変貌に、母は最後まで次男と3男の区別がつかなかったよ。そんなに似てないんだけどね。
実家で洗濯から解放されるかというと、そんな事はなく、相変わらず毎朝2〜3回は洗濯機を回した。
でも爽やかな季節の北海道は、朝外に干しておくと、昼過ぎにはカラッと乾いてくれ気持ちが良い。
実家では、特に予定は組んでなく、その日その日で適当にどっか行こうということになっていた。
モールへ行ったり、市内観光したり、リサイクルショップめぐりをしたり。
母とも一緒に出かけた。
母は足が悪い上、おととし腰の手術をして、足元がおぼつかない。
歩く時は、子供たちが手をつないでくれたよ。
夫は、母と手をつないで歩く次男を見て、
「今どき街中でばぁちゃんと手ェつないで歩いてくれる孫なんかいるか!?」
と一人で、感動していたけど、
この画像は、
振込詐欺の手下が年寄りをATMに誘導するの図
にしか見えないんだけど。
次男、歩きスマホはやめろ。
これはなんかいい感じ。
初夏の北海道だ〜って。
家では、母はもう喋りっぱなしでねぇ。こんなに話す人だったっけ?
というくらい。
子供たちにいろんな事を話して聞かせてるのよ。
昔のアルバムまで引っ張り出してきて。
もちろん母は日本語で喋ってるんだけど、うちの子供たち、正直いって日本語はあまり出来ない。
うんうん、と頷きながら母の話聞いてたけど、ホンとは半分も理解出来てなかったらしいよ。
将棋は子供たちも興味を持って教えてもらってた。
その後兄弟で対決したりしてね。
みんなでカラオケも行ったし、
あまとうのいちごぜんざいも食べた。
もちろん父が眠るお寺にも行った。
6泊はあっという間に過ぎて、子供たちも心に残るいい思い出になったんじゃないかとは思う。
次はいつみんなで行けるかな。
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京都で洗濯地獄 家族7人で行く初の日本旅行記 5
東京観光、ディズニーシーの次は新幹線で京都へ移動した。
新幹線は高校の修学旅行以来だよ。
新幹線だけじゃなく、東京も京都もそうだけど。
新幹線って、速くていいけど、景色があまり楽しめないのね?
線路脇の塀(?)が高くて、窓から見えるのは塀ばっかりだったような。
京都ではゲストハウスみたいな所に泊まったの。
なんか元々アパートのワンルームだったのを、部屋2つ繋げて改装したもので、浴室も台所も2つずつあった。
自炊OKだったので、朝は目玉焼きと唐揚げチンしたり出来てよかったよ。
東京のホテルでは、コインランドリーがあったんだけど、いつも誰かに使われていて結局2日洗濯出来なかったんだ。
なので、もう荷物の半分は洗濯物って感じで。
そのゲストハウスは、乾燥機付洗濯機があるのを確認してたので、
朝から洗濯ですわ。
乾燥機付洗濯機って、初めて使ったのよ。インドネシアでは強烈な太陽光線だから、そんなもん必要ないからさ。
マンションに住んでる方とかは普通に使ってるのだろうけどね。
うちで使ったら、ブレーカー落ちまくりだな。
で、乾燥機付洗濯機って、乾燥までしてくれるのは便利だけど、なんであんなに時間がかかるの?
古いタイプの洗濯機だったのかな。
ドラム型じゃなかったし。
終わるまで5時間とかかかってたんだけど。フツー?
だから、朝洗った物は、乾燥機使わないで、部屋中に干しまくり。
マイハンガーもちゃんと持参したしね。
もう、カーテンレールから照明器具まで、ハンガーかけれそうな所は全部使って干しまくり。
それでも、また夜になるとみんなシャワー浴びるので、出てくる出てくる洗濯物の山。
夜の部は、乾燥機を使ったんだけど、
洗濯機の位置が私のベッドのすぐ側で、ゴーッ、ゴーッって洗濯機が回る音がうるさいのなんのって。
その上、2回は回さないとならないので、夜中起きたりでろくに寝られなかった。
日中は観光でクタクタになり、夜は洗濯で睡眠不足。
もう非常に過酷な旅だったな。
でも京都すごい気に入った!
またゆっくり行きたいな。
というか、住みたいな。
ディズニーシーで迷子になった 家族7人で行く日本旅行記 4
翌日は、ディズニーシーへ行った。
ディズニーランドかディズニーシーか、どっちがいいのか迷ったが、ネットでいろいろ検索してみると、大人はディズニーシーの方がいいみたいな事だったので、そっちにした。
なんだか人気アトラクションは、2時間待ちが普通だとかで覚悟してたのだが、小雨が降ったり止んだりという天気だったため、ディズニーシーは空いていた。
混んでる時を知らないので、空いていたと断言するのもアレだけど、ほとんどのアトラクション、たいして並ばず乗れたから、空いてたって事だよね。
しかしね、ここでね、迷子になってしまったんだよ。
私が。
入園してすぐ、トイストーリーのファストチケットをゲットするため、私だけ家族と別行動をしたんだ。
家族たちには、なんかのアトラクション(名前忘れた)の列に並んでて、と言って。
ファストチケットをゲットするのに30分くらいかかったのかな。
家族がいるはずのアトラクションの前に行くと、そこには、うちの家族はいなかった。
えーーーっ、どこ行った!?
私ね、アトラクションに乗るのには、入園した時のチケットが必要だと思ってたのね。
だから、ファストチケットとるために家族の入園チケット私が持ってるから、家族がアトラクションに乗れるとは露知らず……、
私が待ち合わせの場所に行ったちょうどその時、家族はちゃっかしそのアトラクションに乗ってた最中だったのよ。
そうとは知らずに、焦りまくった私は、ディズニーシーの中を家族を探して小走りで半周はしたわね。
もう息キレまくり。
途中、入園口の付近にいた案内係のオジサンに、
「家族とはぐれてしまったんですけど、呼び出しのアナウンスとかはしてもらえないんですか?」
と訊いてみたんだけど、
「いやぁ、そういう事はしてないです」
と断わられましてね、もうどうしようかと。
じゃぁ、小さい子供が親とはぐれてしまった場合なんかはどうするんだろね。
こういう時は外国の携帯電話は全然役に立たないのね。
通話が出来ないもの。
それでまた小走りに最初の待ち合わせ場所へ行ったら、
家族いた!
んもーーーっ!
何やってたの!?
人がどれほど探し回ったと思ってんの!
と家族に悪態をつき怒りまくる私。
何やってたの!と言われても、ここに並んで待っててと私に言われて、順番きたから乗っただけの家族。
誰が悪いのか。
私か?
着いていきなりそんなんで1時間程を無駄にし、体力もかなり消耗してしまったな。
それはそれで気をとりなおし、いろいろ乗ったり食べたり歩き回ってるうちに気分も良くなってきたんだけど、
次、ようやく体力が回復してきた頃に、
精神的にやられた……。
マーメイドなんとかというアトラクションに、娘(中3)と二人で入ったんだよ。
入ったはいいけど、なんだか人数が揃うまでドアの入り口で待たされたのね。
それがかなり時間がかかってね、空いてるから客の入りが悪かったのか?
途中で娘が、
「もういい!出よう!」と言い出したんだよ。
出ようと言われても、出口はないから出られない。入り口に向かって逆流していく勇気もなくて、最初は娘をなだめながら、ジッと待ってたんだ。
しかし、いっこうに始まる気配もなくて、娘もキレたんだろうね。
文句を
グチグチグチグチ………、
グチグチグチグチ…………、
私に対して言い続けたんだ。
普段は私も言い返すんだけどね、なんだろ、人が大勢い過ぎて大声出すもの恥ずかしいから黙って聞いてたんだ。
娘、大声を出すとかではないんだけど、ムスッとした顔でね。
いつ尽きるともなく文句の言葉が娘の口から流れ続けるのを聞いているうちにね、
悲しくなってきてね。
なんで、こんな所で娘に文句言われ続けられなくちゃならないんだ。
せっかくみんなで楽しもうとやってきたのに……って。
もういい返す気力もなくて、
じーっと下向いてたんだ。
涙まで出そうになったよ。
そのうち、娘も私の顔つき見て、ハッって思ったんじゃない。
文句言うのはやめてくれたけど。
しばし二人で無言で並んでて、
ようやく中に入ってアトラクションが始まる直前に、
「ごめん……」
って言ってくれたのが、せめてもの救いかな。
もう最悪のマーメイドなんとか。
一生の思い出になったよ。