洗濯と読書の日々

インドネシア在住50代主婦 7人家族 猫6匹

#読書

夫が書いた小説を紹介します

夫は小説家ではありません。 普通のサラリーマンです。 このたび、夜な夜な書き上げた小説をwatt padという、電子小説サイトに掲載しました。 無料で読めます。 お時間のある方は一読してもらえると、嬉しいです。 といっても、言語はインドネシア語なので、…

最近読んだ本

不倫純愛(新堂 冬樹)・・・・・・・・・新堂さんてこんな作家だったっけ?と思うほどエロかった 死に花(太田 蘭三)・・・・・・・・・・・とても笑えました。シモネタのオジジギャグ炸裂です ネバーランド(恩田 陸)・・・・・・・・・やっぱ青春ってい…

『ワイルド・スワン』『夜のピクニック』『ルームメイト』

最近読んだ本、まとめて感想です。 ユン・チアン著 ワイルド・スワン 三冊からなるノンフィクションの大作でしたが、作者の家族は毛沢東が独裁する中国共産党の下、それはそれは大変な苦労を背負い生きていかれました。 お婆ちゃんは将軍の妾として父親に売…

『手紙』 東野圭吾著

『手紙』 東野圭吾著 感想 強盗殺人の罪で服役中の兄、剛志。弟・直貴のもとには、獄中から月に一度、手紙が届く……。しかし、進学、恋愛、就職と、直貴が幸せをつかもうとするたびに、「強盗殺人犯の弟」という運命が立ちはだかる苛酷な現実。人の絆とは何か…

「恍惚の人」有吉 佐和子著 最近読んだ本

文明の発達と医学の進歩がもたらした人口の高齢化は、やがて恐るべき老人国が出現することを予告している。 老いて永生きすることは果して幸福か? 日本の老人福祉政策はこれでよいのか? 老齢化するにつれて幼児退行現象をおこす人間の生命の不可思議を凝視し…

「博士の愛した数式」「深い河」最近読んだ本

小川 洋子 「博士の愛した数式」 家政婦紹介組合から『私』が派遣された先は、80分しか記憶が持たない元数学者「博士」の家だった。こよなく数学を 愛し、他に全く興味を示さない博士に、「私」は少なからず困惑する。ある日、「私」に10歳の息子がいること…

「月のしずく」 浅田 次郎著 最近読んだ本

7作からなる短編集。 さえない中年独身男と、金持ちの彼氏と別れたばかりの女が出会う「月のしずく」、 二十年前の恋人を忘れられないまま、何不自由ない生活を与えてくれる夫と生活している妻と、その妻を献身的に愛する夫に奇跡的なできごとが訪れる「聖…

「複合汚染」 有吉佐和子著 最近読んだ本

有吉佐和子が目撃した30年前の「不都合な真実」毒性物質がもたらす、環境汚染の実態。 工業廃液や合成洗剤で河川は汚濁し、化学肥料と除草剤で土壌は死に、有害物質は食物を通じて人体に蓄積され、生まれてくる子供たちまで蝕まれていく……。 毒性物質の複合…

その日のまえに 重松 清 最近読んだ本

重松 清さんは、私のとても好きな作家さんです。 このお名前からすごい堅い本を書く人かと思っておりましたら、家族の愛をテーマにとても暖かい作品を書く方でした。 この「その日のまえに」は、七つの物語から成り立っています。 ほとんどが、病気と闘う主…

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン 最近読んだ本

私は海外に住んでいるため、話題の本だとか本の評判など全然耳にはいってこない状態でした。 今はネット設備が整っていろいろ検索できるようになったので、図書室からかりてきた後、あちゃーこりゃ失敗だったということもなくなりました。 リリー・フランキ…

桂 望実 「死日記」 最近読んだ本

上の子三人はまたまた親戚の家へ泊まりにいったので、静かな日曜日です。 夫は、今のうちの経済状態に危機を感じてか、再び大学へ行き資格をとるために勉強しています。 日曜日のみの大学です。 今日は朝六時に起きて、三男こたうたと、バトミントン。 ママ…

日本人クラブの図書室

私が読む本は、隣の市にある日本人クラブの図書室から借りてきます。 日本人クラブに入会したのは、2008年の暮れだったと思います。 この国に住み始めて13年目になります。日本人クラブは、主に駐在員の方や、そのご家族が会員の場合が多いのですが、…

村上 春樹 最近読んだ本

1Q84 「枝豆食べてて青豆さんを思い出した」ってとこが好きです。 やはり こっち側とあっち側 のお話でしたね。 登場人物がひとりひとりとっても個性的で、青豆の依頼主で年寄りなんだけども高貴なおばあさまに憧れてしまいます。 空気さなぎ は一体な…

大江 健三郎  最近読んだ本

大江 健三郎さんの「自分の木の下で」という本を読みました。 大江さんが現代の子供たちに向かって、さまざまなことを語られている本です。 やさしく丁寧な語り口調で、こんな感じで生徒に語りかける学校の先生がいたとしたら、 誰もがじーっと耳を澄まして…