村上 春樹 最近読んだ本
1Q84
「枝豆食べてて青豆さんを思い出した」ってとこが好きです。
やはり こっち側とあっち側 のお話でしたね。
登場人物がひとりひとりとっても個性的で、青豆の依頼主で年寄りなんだけども高貴なおばあさまに憧れてしまいます。
空気さなぎ は一体なんだったのでしょう。
実は 4月-6月 7月-9月 しか読んでいないんです。続きがとっても気になりますけど、こちらに住んでいる日本人の方々の寄付でなりたっている図書室から借りてくるので、続きの本がそこにあるのかどうかすらわかりません。
続きものは全部揃ってなければ借りないようにしているのですが、失敗でした。
ダンス・ダンス・ダンス
ねじまき鳥クロニクル
続けて全部読んでしまったんです。
そして2ヶ月くらいたった今どういうことになってるかというと、二つのストーリーが頭の中でごちゃごちゃになっています。
羊のいる部屋に行ったのは誰だったか、少女とハワイへ行ったのは誰だったか、井戸の底で考え事をしていたのは誰だったのか、・・・・。
どのお話も主人公が男性で、似たような年齢で、趣味が料理やクラッシック音楽っていうのが、混乱の原因ですよね。そしてお決まりの こっち側とあっち側 。なぜか月や井戸が。
推理小説の完璧に納得がいく終わり方が好きな私は、村上春樹さんの小説は 読んだ後すっきりしないです。
ノルウェーの森
最近読んだのですが、
何十年か前 いや 十何年か前に一読んだことがあるはずなんです。
しかし全然内容を覚えていませんでした。一箇所の場面を除いて。
一番強烈なシーンありましたよね、れい子さんがビアノの教え子にされたこと。
そこだけは記憶に残っていましたけど。あとは、すっかり。
昔は若すぎて、よく理解できなかったのかしら。
超有名なこの小説、この国でもここの言語に翻訳されいます。
私が村上春樹さんの小説を読んでいると知った夫は、たまたまみつけた この国版ノルウェーの森 を買ってきました。
夫もなかなかの読書家なのです。
しかし、ちょっと読み始めただけで
「なんか、この小説 ダラダラしてない? 登場人物も多すぎるしさぁ。なんで、これが有名なわけ?」
とかいって、結局最後まで読みませんでした。
世界で一番簡単な言語といわれているこの国の言葉。
おいしいも気持ちいいも、同じ単語のこの国の言葉。
そういう言語に翻訳されても、日本語特有のいいまわしとか感情の表現など、うまくできているとは思えません。だから夫もおもしろくないと感じたのでしょう。
他にもこの国で出版されている日本の本、けっこうあります。
私が本屋さんでみかけたのは、桐野夏生さんの OUT グロテスク でした。