洗濯と読書の日々

インドネシア在住50代主婦 7人家族 猫6匹

桂 望実 「死日記」 最近読んだ本

上の子三人はまたまた親戚の家へ泊まりにいったので、静かな日曜日です。
夫は、今のうちの経済状態に危機を感じてか、再び大学へ行き資格をとるために勉強しています。
日曜日のみの大学です。

今日は朝六時に起きて、三男こたうたと、バトミントン。
ママ、ママとまとわりついてくるのは、もう三男と、末っ子くわちゃんだけですから、今のうちにうんと仲良くしておきます。

それから、洗濯機四回まわして干してから、2階のベット四つ分のシーツやら枕カバーをとりかえました。
空になった洗濯物入れがまたまたいっぱいです。

今日はもう疲れたから、明日洗濯しよう。

最近読んだ本

「死日記」  桂 望実

暗いタイトルですねぇ。
表紙も十四歳の主人公の少年が、頬に手をあてぼぉぉぉーーーっとしているデザインなんです。

田口潤は、十四歳の中学生。三年への進級を機に、日記をつけ始める。
毎日彼が記すのは、実の父の死後、母親の新しい恋人になった加瀬という男と三人での同居生活。
仕事をせず、次第に母親に暴力をふるうようになった加瀬と、恋人に盲目に尽くす母親。理解できない彼らの関係に怒りを覚えつつも、ただ母親の幸せを願う潤だったが、やがて彼は不吉な事件に巻き込まれていくー。
本紹介より

ほとんどか、潤の書く日記形式の小説なんですが、十四歳の少年ってこんなにも母親を愛しているのでしょうか?たまーにつくってもらう朝ごはんにものすごく喜びを感じ、恋人に冷たくされ落ち込む母親をみて、母を悲しませる男は許せないと怒りを抱く。
この少年がもう少し自分のことだけ考えていれば、母親をこんなに愛していなければ、違った結末があったと思うのですが・・・。一応フィクションとなっていますが、実在の事件をもとにかかれていると思います。
前にそんな事件を週刊誌で読んだことがあったような気が。

読んだ後、こっちまで暗くなってしまう本でした。