大江 健三郎 最近読んだ本
大江 健三郎さんの「自分の木の下で」という本を読みました。
大江さんが現代の子供たちに向かって、さまざまなことを語られている本です。
やさしく丁寧な語り口調で、こんな感じで生徒に語りかける学校の先生がいたとしたら、
誰もがじーっと耳を澄ましてお話を聞くでしょう。
「自分の木」 というのは、大江さんがおばあさんからきいたお話で、人にはそれぞれ 「自分の木」 ときめられ
ている木が森の中にあるのだそうです。人の魂はその 「自分の木 」の根もとから、谷間におりてきて人間としての体に入る。
そして死ぬときには体がなくなるだけで、魂はその木のところにもどっていくのだ。そして森の中にはいって、たま
たま 「自分の木」 の下に立っていると、年をとってしまった自分に会うことがある、のだと。
大江さんは、もし自分の木の下で、年をとった自分に会ってしまったら
「どうして生きてきたのですか?」とたずねたいとおっしゃってます。
「どのようにして」と「なぜ」という二つの意味にとれる質問ですが、どちらにも回答をいただきたかったそうです。
私だったらどうでしょう。年をとった自分に会えたとしたら
「幸せな人生でしたか?」 と聞いてみたいような・・・みたくないような。
この本の表紙は、奥様が描かれた長男の光さんの子供のころのお顔なんですけど、びっくりしました。
うちの長男とそっくりなんです。しかも名前まで同じ。とても不思議な感じがしました。
光さんは、脳に障害があるのですけど、作曲家としてご活躍されています。素晴らしいです。
今はネットでなんでもできちゃいますものね。すぐネットで光さんの作曲された曲を聴いてみました。
大江さんが現代の子供たちに向かって、さまざまなことを語られている本です。
やさしく丁寧な語り口調で、こんな感じで生徒に語りかける学校の先生がいたとしたら、
誰もがじーっと耳を澄ましてお話を聞くでしょう。
「自分の木」 というのは、大江さんがおばあさんからきいたお話で、人にはそれぞれ 「自分の木」 ときめられ
ている木が森の中にあるのだそうです。人の魂はその 「自分の木 」の根もとから、谷間におりてきて人間としての体に入る。
そして死ぬときには体がなくなるだけで、魂はその木のところにもどっていくのだ。そして森の中にはいって、たま
たま 「自分の木」 の下に立っていると、年をとってしまった自分に会うことがある、のだと。
大江さんは、もし自分の木の下で、年をとった自分に会ってしまったら
「どうして生きてきたのですか?」とたずねたいとおっしゃってます。
「どのようにして」と「なぜ」という二つの意味にとれる質問ですが、どちらにも回答をいただきたかったそうです。
私だったらどうでしょう。年をとった自分に会えたとしたら
「幸せな人生でしたか?」 と聞いてみたいような・・・みたくないような。
この本の表紙は、奥様が描かれた長男の光さんの子供のころのお顔なんですけど、びっくりしました。
うちの長男とそっくりなんです。しかも名前まで同じ。とても不思議な感じがしました。
光さんは、脳に障害があるのですけど、作曲家としてご活躍されています。素晴らしいです。
今はネットでなんでもできちゃいますものね。すぐネットで光さんの作曲された曲を聴いてみました。