洗濯と読書の日々

インドネシア在住50代主婦 7人家族 猫6匹

ヤギの生首ですが

昨日はインドネシアの祝日『犠牲祭』でした。
この祝日は、毎年恒例でフィファ姉さんの家へ集合し、ヤギを一匹ト殺し、串焼きやスープしてにして食べます。

ヤギのト殺は早朝に行われますが、朝寝坊の夫は最初から朝早く行こうという気はありません。
それでも食べにだけ行くというのは、少々気がひけるので、長男と次男とE君をヤギト殺部隊として、早朝に送り出しました。役に立つかどうかは知りませんが。

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私たちが着いた時、ヤギ一頭はあらかた分解され、親戚の男衆たちが黙々と、肉や内臓を切り刻んでおりました。その中に長男・次男の姿はありません。

なので長男・次男を探してみると、こともあろうか、部屋でゲームをして遊んでいるではありませんか。
夫の雷が落ちたのは言うまでもありません。

その後、長男・次男・三男の手から包丁が離れることはありませんでした。
家では包丁等握ったこともない子供たちですが、なんとか、ゴキゴキと肉を骨から外したり、串焼き用に小さく刻んでいました。しかし、この刻み具合がとても大きい。例年の二倍はありそうな大きさです。

可哀想な事に、子供たちはあまりに大量の肉を扱いすぎて、切ってるだけでお腹がいっぱいになったとのこと。
出来上がったヤギの串焼きは、一本か二本食べただけで、ウッ、っとなったそうです。

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私も肉を串に刺す作業を手伝いました。
切った肉ににんにくや調味料をたっぷりしみこませ、塩・コショウ・ケチャップマニスをからませて、香ばしく炭で焼き上げます。
子供たちが食べられなかった分、私一人でけっこう食べまくりました。
夜ご飯も欲しくなかったくらいです。

この肉を刺す竹串ですが、意外なものに刺しておくと、肉がすんなり突き刺さるそうです。

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この果物は、熟していないパパイヤです。
熟したパパイヤは鮮やかなオレンジ色ですが、これは薄い黄色。
こうした生活の知恵は感心いたします。
しかし、竹串をこのマンゴーから抜こうとする時、すんなり抜けなく、いちいち面倒くさかったです。

さぁて、ヤギの生首いきますよ~。
鮮血もばっちりですので、お気の弱い方はご遠慮くださいね。

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この首をしばらく路上に放置したまま、肉を切ったりしてましたよ。
早くなんとかすればいいものを。

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これは、ヤギの足首。
なんか、切ないね。

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これは、ヤギの皮。
地図みたいに広げちゃって。
高く売れるそうです。

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フィファ姉さんちの前は、こんな広々とした稲作畑です。
収穫時は過ぎたみたいですね。

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