洗濯と読書の日々

インドネシア在住50代主婦 7人家族 猫6匹

世にも奇妙な避妊法

40にそろそろ手が届くという義妹が、毎月きっかりと来るモノが10日も遅れていると、親戚の女性が集まった席で話していました。
それはアレでしょう、考えられるのはアレしかないんじゃない?とみんな口々に言います。
たしか義妹は子宮内避妊具を使用していたはず。
なので、私は訊いてみました。

「あれ、子宮内避妊具使ってたんじゃないの?
「うん、三年前までね」
「じゃぁ、その後はどんな避妊してたの?」
「子宮をひっくり返したの」
「・・・・・・・は?」

子宮をひっくり返した~!?

インドネシアではそんな避妊法が密かにできるのか!?と、私の頭の中はひっくり返った子宮のイメージがアリアリと浮かびました。そうねぇ、入り口が上になっちゃうから、これだと確実に避妊できるねぇ、などと一瞬だけ信用してしまいそうになりましたけど、あり得ないでしょう!!
子宮をひっくり返すなんて。人体の構造上無理だよ、そんなこと。

咄嗟に質問しましたよ。
「子宮をひっくり返しても、生理のときは普通なの?」
「普通だよ」
「・・・・・・・・・そんなこと、病院でやってくれるの?」
「いや、病院じゃなくて、マジック(奇術)できる人のところでやってもらったの」
「どうやって?」
「ただお腹マッサージして、ひっくり返してもらうの」

はぁ~そうかぁ~、そういうことね。
インドネシアではマジックという不思議な念力というか奇術でもって、病気を治療したりおまじないをしたりするのが普通に行われています。

義妹はマジックで子宮をひっくり返してもらったということか。

ここで
「うっそー!!そんなこと出来るわけないじゃない!ばっかじゃないの!」
などとは決して言ってはいけません。
マジックはインドネシア人のほとんどが信じていることなので、ばっかじゃないのと言った私がバカにされてしまいます。

それでも、納得できない不可解な顔をしていたんでしょうね、私。
そばにいた現実派のフィファ姉さんが
「現実に子宮をひっくり返すなんてことできないけど、マジックで子宮をひっくり返したみたいに確実な避妊力を与えてくれたったてわけよ」と、フォローしてくれました。

へぇ~ほぉ~ふぅ~ん、すっげ~。

義妹夫婦はまるっきり子宮がひっくり返ってたものだと信じていたので
「なにが原因で子宮元に戻っちゃったんだろうな、不思議だな」などと頭を傾げていましたが、
私は私で、今までよく妊娠しなかったものだと、関心しました。
それでも義妹は三年間はこの避妊法でやってきたわけで、それはそれで不思議でもありますけど。

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