洗濯と読書の日々

インドネシア在住50代主婦 7人家族 猫6匹

医療ビザ

夫の知り合いから、こんな相談を受けました。
ご子息が重度の病気にかかったため、日本で治療を受けたい、と。
どうすればいいのか、教えてくれないか、というのです。


外国人が治療目的で日本へいくとなると、国保などは使えませんから、莫大な費用がかかるはず。100%の治療費と、家族や付添人の滞在費。
きっと、目の玉が飛び出るくらいの金額でしょう。

しかしこの方は、超お金持ちで、費用の事はいくらかかってもいい、といいます。
それなら、なんとかなるんじゃ、と調べてみました。

そうしたら、2011年に出来た新しい制度で『医療滞在ビザ』というのがあるらしいのです。

概要はこうです。


アジアの富裕層を呼び込む日本の「新成長戦略」の一環として、日本政府は2010年12月に外国人のために新たに「医療滞在ビザ」を創設することを決議した。「医療滞在ビザ」の創設は、日本に訪れる外国人患者数を増加させ、日本の滞在期間を延ばすことを意図したものだ。


この制度を利用すれば、手続きがやっかいなビザの問題も簡単にクリアできそう
です。手続きや日本での滞在をサポートしてくれる専門の機関もあるそうです。

最初この相談を聞いたときは
「もしかして、私が日本の受け入れ医療機関を探して、ビザの手続きして、日本まで送り届ける!?」
などと妄想してしまいましたが、素人にそんなこと出来るわけないですよね。
そんな悠長な事してる間に、患者さんの容態が変わったら大変だもの。

というわけで、この方たち、明日うちへ詳しい話を聞きに来るのだそうですが、
外務省のホームページを、教えてあげればいいでしょう。

実は、ご子息の病気というのが、うちの長男が五歳の時にかかった病気と同じです。
長男が日本で治療し、完治した経緯を知っていて、夫に相談したようです。
この病気は日本で治療したからといっても、
100%治るとは言い切れないのが、苦しいところです。

でも、インドネシアでは難しい治療だし、シンガポールやアメリカへ行くくらいなら、日本の方が治る確率は高いと思います。

たまたまこの方は大金持ちだから、こういう選択ができるのであって、インドネシアの一般市民だったら、到底無理な相談です。

時は金なり・・・・・とは、こういう事をいうのでしょうか。


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