目の錯覚

改築するにあたって、タイルを張り替えなければならない箇所が出てきました。
うちの部屋の浴室ですが、四方の面のうち、二面だけタイルの張替えが必要です。

残す面と似たようなタイルを探して歩いたのですが、中々見つかりませんでした。

タイルもその時期その時期で流行があって、デザインが古くなるとすぐ製造しなくなるのです。

仕方がないので、似たようなのを選びました。
選んだつもりでした。

しかし、全然似てませんでした。

前に緑のペンキであれだけ懲りたはずなのに、またもややっちまった。
古いタイルのかけらでも持って行けばいいものを、自分の記憶を頼り過ぎました。

毎日利用していた浴室ですから、だいたいこんなもんだろ～って思ったんですよ。
でも店舗の照明だとか、売り場の広さの関係などで、違って見えるもんですね～。

ね、全然違うでしょ～。
全面取り替える予算がなくてね、仕方があるまい。


でもね、夫が買った、居間と続いた部屋のタイルもね、
そりゃひどいもんだったのよ。

なんでこんな白いの買ったのよ！居間のタイルはベージュでしょ！
と文句の一つも言いたいところだったけど、浴室のタイルの件があるので言えなかった。お互い様ね。

というか、似たもの夫婦というか、大雑把というか、気にしないというか、
神経質な性格でなくて、お互い良かったね。