洗濯と読書の日々

インドネシア在住50代主婦 7人家族 猫6匹

義父が倒れた

先週の水曜日、夕飯を終え家族でくつろいでいたところへ、
義妹のダンナが慌てた様子でやってきた。

「どうしたの、こんな時間に?」
もう午後8時を回っていたので、不審に思って訊ねた。

「お義父さんが倒れたんで、車で病院運んでっ!!」
義妹のダンナが青い顔をして叫んだ。

なんで携帯使わないで、わざわざ来るのっ!
近い距離だけど、電話にはかなわないだろ。
あとで問い詰めると、携帯の使用可能残金が0だったらしい。
お金をこまめに補充しとかなきゃ、こういう風に
何かあった時使えないんじゃ意味がないじゃないか。


義父は、去年の暮れから義妹家族と一緒に暮らしていた。
特に持病もなくいたって健康だった。

その義父が、遅い夕食を食べていた時咳き込み、
瞬時に倒れたというのだ。
倒れた時点ではまだ意識があったが、身体の半身の自由がきかなくなった。
これは脳溢血に違いないと、義妹のダンナが慌てて夫を呼びに来たのだ。

インドネシアでは日本のように、呼べばすぐ来てくれる救急車はない。
病人が出た場合は、いかなる状態であっても、個人で病院へ運ぶしかないのだ。
脳溢血や脳梗塞の場合、患者を絶対動かしてはいけないらしいが、
動かさないと病院へ運べない。

夫と義妹のダンナと二人ががりで、動けない義父を車の後部シートへのせ、
病院へ運んだ。


私は家で夫からの連絡を待ったが、いっこうに電話が鳴らない。
しびれをきらして、午後11時過ぎ、夫の携帯へ電話をしてみた。
「お義父さん、どぉ?大丈夫?」
と訊くと、意外な返事でびっくりした。

「まだ医師もいないし、空き部屋待ち」

病院へ運んでからすでに3時間は経っている。
これだからインドネシアで病気になると恐ろしい。




長くなるので、続きます。


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