洗濯と読書の日々

インドネシア在住50代主婦 7人家族 猫6匹

夜中の2時に近所のおじさんに手招きをされ

ある日の夜中、オス猫のケンカの声が聞こえたので、
習慣的にハッ!と飛び起き、窓の外を見ました。

猫のケンカの声って物凄くデカイですから、
もしうちの猫だったら近所迷惑になるので、
仲裁に入らなければなりません。

窓を覗いて確認したとろ、もう猫らの姿は見えなく、
声もしなかったので、どっか行ったかなと、
目を凝らしてその辺を探してみました、窓からですけど。

その時、
フッと白い物が目に入りました。

夜中の2時ですから、一瞬ビックリしましたけど、
その白い物の正体は、白い服を着た3軒隣りのオジサンでした。

オジサンは、窓越しに外を見ている私を見つけると、
おいで、おいでと手をヒラヒラさせました。

(え、なに!?呼んでる?猫がうるさいって怒ってるのかな)

などと思いながら出て行くと、


「夜中に申し訳ありませんね、
この並びの〇〇さんの奥さんが先ほど亡くなったので、
お知らせしておきます」

と言うではないですか。

最初、その亡くなった奥さんというのは、
うちの隣の30代前半の奥さんかと思い、
え!!!今日会ったのに!!と絶句しましたら、

間違いで、その先の60代の奥さんでした。


「じゃあ、そういう事で、どうもどうも」
と言いながら、オジサンは自分の家とは反対の方へ歩き出しました。

そして、うちの隣の家の鉄の柵を叩き始めました。

呼出しベルとかないですから、用事がある時は、
そうやって柵を叩いて音をだすか、大声で主の名前を叫びます。

しかし、夜中ですからね、家の人、熟睡してるでしょー。

カンカンカン!!!と柵を叩く音は次第に大きくなり、
その家のご主人の名前を連呼するオジサン。

私はとうに寝室に戻りましたが、
その音がうるさくて、寝付けませんでした。

だってカンカンカン!!!って20分はやってましたよ。
執念深いね、そのオジサン。


誰かが亡くなった場合は、日中だったらモスクのスピーカーから
放送したりしますけど、このように夜中に亡くなった場合、

一軒一軒連絡してあるくのか!?
真夜中でもか!

はじめてです、こんな経験。

なにも午前2時じゃなくて、朝のお祈りの時間の
午前4時頃でも十分なのじゃないかと
思うのですけどね。


その翌日、亡くなった奥さんの死因を聞いて、
さらにビックリしました!!!


続く






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