順番待ちに泊まりこみ
インドネシアの銀行の待ち時間もかなりのものですが、
その上をいくのが、病院の待ち時間です。
義妹が家に来た時、銀行でこんなに待ったんだよとハナシをしていたら、
言われました。
「お義姉さん、一時間半待ちなんて、甘い甘い!
私なんて、昨日病院で受付するのに3時間半待ったよ!!
300人待ちだったんだから!」
ひぇぇぇぇ~、300人待ちですか!!
「受付に3時間半かかって、それから診察まで2時間まって、
薬貰うの2時間待って、朝6時に家をでたのに、
帰った来たのは夕方5時だったんだから!」
ですと。
病院まで往復2時間かかるとはいえ、
これは疲れます。
義妹の小2になる息子は先天的に足首の骨が曲がっていて、
成長過程で、数回の手術をしていかなければなりません。
ここ4~5年で、インドネシアの国民健康保険制度(BPJS)がかなりの
国民へ普及し、その結果、
国立病院や市立病院が異常に混みあうようになりました。
だって、診察料からレントゲン、薬に至ってタダですから、
いくら待っても、保険のきく病院に行った方がいいに決まってますよね。
私立の病院はこの保険が使えません。
ちなみにこの保険料は、一人当たり毎月500円程度です。
うちも入ってるんだったかな?
一回も使ったことがないので、よくわかりません。
それで義妹は、次の病院の時は、
ダンナに前の日から泊まり込みで、受付待ちしてもらうと言っていました。
朝の5時から受け付け開始ですが、
もう夜中の3時くらいから行列らしいのです。
それなら、夜に出発して並べば?と思いますが、
夜中にバイクで一人で出て歩くのは、大人の男性でも危険なのです。
なので前日から病院に泊まり込みさせられる、義妹のダンナ。
泊まるといっても、病院の敷地内にあるベンチで
夜を明かすことになるんじゃないかな。
それとも、同じ目的の仲間を見つけて、
一晩中語りあかすか。