洗濯と読書の日々

インドネシア在住50代主婦 7人家族 猫6匹

親の家の片づけは断念



日本滞在中、一番したかった事が、
『親の家の片づけ』だったのですが、

両親が首を縦に振らず、
断念せざるを得ませんでした。


戦後、物のない時代に育ったからでしょうか、
うちの両親は、典型的なタメコミアンです。


捨てないうえに、
イラナイものまで、貰ったり拾ったりしてくるものだから、
家中モノモノモノ。

モノが溢れています。


もうこれは汚部屋の域だと思うのですが、
住んでる当人たちは全然気づかないのでしょうね。


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なんでズボンやジャケットがこんなに沢山あるの。
2~3着あれば十分でしょうに。

しかも、3つあるタンスの中がいっぱいなものだから、
こうして部屋にぶら下げてるし。


「ここ、なんか、すごい事になってるねぇ。片付け手伝うよ」
とやんわり促してみましたが、

「そうだよねぇ、少し減らしたいんだけどねぇ、
お父さんがうるさいのよ、ま、そのうち一人でやるから、今はいいわ」
と母は言います。


母は少しは整理したいようだったのですが、
頑固おやじにますます拍車がかかった父がダメって言うんですね。

どんなものでも自分のモノは手元にとっておきたい。
なんなんだ!?この心理。

私も夫も、わりとバカバカ捨てる方なので、
ちょっと理解不能でした。

しかし、いくら実家といえども、
そこはひとの家ですし、そこに住んでいる人がいいっていうなら、
汚部屋でもなんでもいいです。
強制はできない。

なので、二階の元私の部屋と弟の部屋だけ、
断捨離というか、ほとんどいらないモノだらけだったので、
捨て処理に励みました。



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弟の部屋には、大学受験の時の参考書やら雑誌が山済みに。
押入れはほとんど母のモノや貰い物のタオルなどが押し込められていました。

何十年と使ってないものだし、
そこにある事さえ忘れられてるようなものばかりです。

それでも、一応、人のモノなので、
母に捨てていいかと確認作業だけは怠らずしましたよ。


母も一応、父にお伺いを立てたらしく、
その結果、参考書類は弟本人がいいと言ったら捨てるようにと、言われました。


そんな20年以上前の参考書、とっておいてどうすんだぁ!?
無意味だって!とっとと捨てろよぉ!と言いたい所を抑え、
はいはい、と従順な娘を演じます。



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衣類もかなりあって、40リットル入りの有料ゴミ袋10つくらい捨てました。

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だって、私が中学生の時着ていた服とか、ととっいてあるんだもん。
もう迷わず、捨て!


こうやって、簡単に捨てられるものはいいんだけど、
実家、ちょっと厄介な状態になってましたよ。

実は、父は、機械関係の職人だったのですが、
定年を迎えた後も、機械いじりをやめたくなくて、

家の前に、趣味で機械小屋をぶっ建ててしまってました。


家へ入るには、
車庫続きになっているこの機械小屋を通り抜けなければならず、
非常に不便です。


しかも、見た目がなんともいえなくて、
初めて訪れる人は、入り口がどこにあるのかもわからず、
困惑してしまうという・・・・。


現に私がいる間でさえ、
スーパーの配達の人が
「いやぁ、初めてで、どこから入るんかわかんなかったっスよ~」
と言い、

ゆりこ叔母も、
「入口わからなくて、前の家の人に訊いたのよ、
それでもわかんなくて、帰ろうかと思ったわぁ!」
とさりげなく、警告してくれましたよ。

この小屋、もう何十年前からあるらしいけど、
その間、誰も「こんな小屋壊してしまえ!」
って言わなかったんだね。

私も言える立場じゃないし、
ワンマンで自分が一番偉いと思ってる父を
説得できる人なんていません。

母は「お父さんが死んだら、
こんな小屋真っ先に取り壊してやる!」
と穏やかじゃない顔で言ってましたけどね。

壊すにしたって、タダじゃできないよね。


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