洗濯と読書の日々

インドネシア在住50代主婦 7人家族 猫6匹

兄弟の絆

昨日の土曜日は、人がたくさんやってきました。
まず夫の友達、単独の方と家族連れの方。
このお二人は知らない人同士ですが、そこはインドネシア人。
すぐさまお友達になり、旧知の仲のように話に花が咲きます。

下の義妹と上の義妹もやってまきした。
連絡したわけではないのに、義弟の家族も。

夫の兄弟は仲がいいです。
はっきりいって集まりすぎではないかと思うくらい、よく集まります。

夫のお母さんが生きていた時は、家族の長はお母さん だったそうです。
別にインドネシアが女系家族というわけではありません。

お母さんがお父さんより強かっただけです。


そのお母さんが亡くなって、ふつうは家長は自動的にお父さんに移行するでしょう。
しかしお父さんは、家長になどなりたくないと拒否。

その結果長男である夫の家長就任が決定されたのです。
この時夫はまだ大学生でした。

夫が働くようになってすぐ私と結婚したのですが、少ない給料のなか、
下の義妹を大学にいかせ、上の義妹ともども嫁に出しました。

そういうわけで、家長兼長男の夫の信望は厚く、兄弟たちもものすごく頼りにしているのです。
インドネシアでは、長男の責任というのがまだまだあるのです。

兄弟たちの面倒を精神的・経済的によくみるかわりに、夫の言うことに兄弟たちは従順にしたがわなければなりません。

この濃い親戚のおつきあい、いいのか悪いのかときどき疲れたりもしますが、いいことのほうが多いですね。

私もあまり気を使うタイプではないので、親戚が集まってても、眠たけりゃ寝るし、料理も妹たちにやってもらいます。

親戚の人たちも、あ、日本人はそんなもんか、と思ってるのか長男の嫁だからか、文句言う人もいませんしね。いや、陰で言われてるかも。