バカなねずみたち

インドネシア生活で一番迷惑な存在は、何をおいても　ねずみではないでしょうか。
インドネシアのどぶねずみは、人家の残飯を食べあさり、子猫ほどに太ったものが夜になると道のあちこちに出没します。
幸いこの大きなねずみは、家の中までは入ってきません。

好んで家の中へ入ってこようとするねずみは、ハムスターの鼠色バージョンみたいな小さなねずみです。
このねずみ、インドネシアではチョロと呼ばれています。
チョロなんて、日本語にしてもおかしくないネーミングで笑ってしまいました。

ある時このチョロが堂々と家の正面玄関から居間へ侵入してきました。
インドネシアの家は玄関はなく、ドアを開けるといきなり客間か居間になっています。

｢ギャッ！！ねずみ！！｣
すぐさまほうきを取りに走る私。
一度家に侵入するクセがついたねずみは、自分の家と勘違いしてしまうのか、何度も侵入を繰り返します。
ですから、できることなら生きて返してはなりません。

家族総出でチョロの行き手をふさぎ、とうとうドアと壁の隙間に追い詰めました。
これぞ袋のねずみっ！！！

このあとこのチョロの運命は・・・・。
正直に書いてしまうと私の性格が疑われそうなので、やめておきます。

あとバカなねずみが二匹ほどいます。

一匹目は、洗濯をしようとして水を溜めておいた洗濯機へ落ち、溺死したねずみ。

二匹目は、私に追いかけられているうちに消えた！と思ったら、本棚と壁の間にはさまり、動けなくなり餓死。
一週間後に悪臭と共に発見された時は干からびてました。

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