洗濯と読書の日々

インドネシア在住50代主婦 7人家族 猫6匹

病室にて

長男ぴかりん中一はまだ熱が出たり下がったり。

体が菌と闘っている間は仕方ないのでしょうね。
初日付き添いした日、看護師さんがやってきて、
おもむろにウルトラマンの変身グッズみたいなものを取り出しました。
微妙にカーブのついたものです。
え?ひげそり?と思って見ていると、ぴかりんのおでこにビタッとあて、約一秒。
ピピピィィーーー。
それは体温計でした。

今の体温計っておでこで測るの!?
しかも一秒!!すっごーい!!

前に日本で指で測る体温計を見たことがありますが、進歩してるんですね~。
びっくりしました。

付き添いもヒマなので、付き添い用ベットに横になっていると、ふと天井に目が行きました。
「あ、こんなとこにもあるんだ」 

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なんだと思いますか?
インドネシアでは、ホテルの客室の天井にもよくあります。

魔よけのお札ではありません。
お祈りする時の方向の道標なのです。

イスラム教では一日五回お祈りをしますが、どこを向いてお祈りしてもいいわけではありません。
ちゃんとメッカの方向を向いてお祈りしなければならないのです。

モスクなどはあらかじめ方向を考慮して設計されていますが、公共の施設ではこうしてメッカはこちらですよ~
とご丁寧に表示してくれているのです。

病院をはじめ、空港やデパート等、人が集まる場所には必ずお祈りする場所が設置されています。
お祈りの場所は男女別々です。
時々疲れた人が隅のほうで寝ていたりしますが、大丈夫です。
誰も怒ったりはしません。
同胞ですから、疲れているのかと暖かく見守ります。

お祈りの場所で大勢の人と一緒にお祈りしてもいいですし、
この病室のように一人でひっそりお祈りしてもいいのです。

病人が早く回復してくれるように、みなさん念入りにお祈りするのでしょうね。

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