洗濯と読書の日々

インドネシア在住50代主婦 7人家族 猫6匹

怖い話

夫がぴかりんの付き添いをして病院に泊まった時、奇妙な事があったと話してくれました。

日曜日の夜は親戚がたくさんお見舞いに来てくれて、午後8時頃まで病室で話をしていたそうです。

みんなが帰ってから中々寝付けない夫がウツラウツラしていると、

病室のドアをコンコンとノックする音が聞こえたといいます。

「はい」と返事をしましたが、ドアを開けて看護師さんが入ってくる気配もありません。

夜中の回診なんて一回もなかったですし。

それで夫は自分からドアを開けに行ったのですが・・・・・・・。


そこには誰もいませんでした。

それで夫はすっかり怖気ずいてしまい、テレビと電気をつけて寝たそうです。


別にぃ、全然怖くないですよね。そんなの。誰かがふざけてドアをノックして遊んでたんじゃないの!?

私が昔体験した事のほうがもっと壮絶だったわよ!!


あれは今から七年前。子供の病気治療で日本に家族で滞在していた時の話です。

長期で滞在する気はなかったので、最低の最低ラインのボロアパートを借りました。

住人は無職か水商売です。


そのアパートは翌年取り壊しが決まっているので、壁に釘などどんどん打っても構わないよと言われていました。

だから、ドンドンバンバン打ちまくっていたところ、いきなり隣の部屋から、ヤクザ風の薬か何かでヘロヘロの兄ちゃんが出てきました。

「てめぇ!!ドンドンドンうっせーんだよ!!オヤジ出せ、オヤジ!!」

すっごく怖かったです。

「すみません、すみません・・・」と平謝りに謝ってお引取りいただいたあと、私がとった行動は・・・。

ミカンを持ってお隣に謝りに行きました。

今考えると尋常ではない行為かと思いますが、あの時は怖くて怖くて、一言謝っておけば少しは大丈夫なんじゃないかと思った末の行動です。


でてきた人はさっきの怒鳴り散らしていた兄ちゃんではなくて、
少し年のいった渋目の男性でした。

しかし見るからにヤクザです。

謝ってミカンを差し出すと、「いいです。」といって受け取ろうとしませんでしたけど、無理やり手に握らせ帰って来ました。

もぅドキドキドキドキです。


その夜、テレビの音さえ聞こえるほどの薄壁で、隣の部屋から怒鳴り声と共に壁に頭を打ち付けているような鈍い音が聞こえてきました。

誰か訪問者がいる様子でもなく、きっとあの男性がヤクでヘンになっての行動だと思うと、よりいっそう怖くて眠れませんでした。


布団にはいっていますが眠れないまま朝方を迎えようとしていた時、
誰かが私の手首を掴みました。
「ひえっ・・!!!」私の右手の辺りを見ますと、白髪の老婆がしっかり私の手首を掴んでいました。うつぶせの状態で髪をふり乱して顔だけ上げた形相を今でもしっかり覚えています。

そのときハッとして、目が醒めたんですけど・・・・・。


目が醒めたというということは、夢だったのか・・・。

今でもよくわかりませんね。


で、そんなヤクザとお化けのいるアパートに住み続ける勇気なんてありませんから、即刻引越しですよ!
お金がかかりますが、そんなことに構ってられないほど恐怖におののいていましたから。

引越し当日、話したこともない二階に住んでいるおじさんが話しかけてきました。


「あれっ、引っ越しちゃうの?まだ来たばっかりだよね。やっぱり、あれ、隣のヤツ変だった?ヤクザみたいだもんねぇ。実はさ、去年上の階でも殺人があったのよ。頭のいかれた倅がバァサンやっちまったのよ。それ以来ここあんまり人住まないんだよね~」と。


そんな事、住む前に教えてくださいよぉ。

じゃぁ、やっぱり私の手首を掴んだのは、息子に殺られたお婆さんだったのでしょうか・・・。


怖い体験はその一件だけです。

霊感とかは全然強くはないです。

あのお婆さんの怨念が強かったのでしょうね。


南無阿弥陀仏・・・南無阿弥陀仏・・・あ、いや、
アッラーフアクバル!!か私の場合。
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