洗濯と読書の日々

インドネシア在住50代主婦 7人家族 猫6匹

おにぎり

昨日のお昼に、ミー・ゴレンというインドネシア風やきそばを作った。
先日の外食カレーにかかっていた海苔を思い出し、やきそばなら海苔が合うなと千切りにした海苔をかけて子供たちに食べさせた。
子供たちの反応もまずまずで、日本風に早がわりしたやきそばを美味しいと言って食べてくれた。

海苔をみた子供たち、一人残らず同じことを言った。
「おにぎり食べたい!!」
日本料理はあまり好まない子供たちだが、おにぎりだけは大好物だ。
「そう、海苔まだあるから明日作ってあげるね」
と約束をしたので、今日のお昼はおにぎりだった

しかし、おにぎりの定番の中身、梅干などは家にない。
買おうと思えば日本食材料店で手に入るが、梅干なんか子供たち絶対ダメだろう。
鮭は大丈夫だど思うが、うちのおにぎりの中身はえびと決まっている。
インドネシアの定番おかずとして、ペーイェというえびのから揚げみたいのがある。
以前おにぎりをつくった時、中身を何にしよか迷い、たまたまあったペーイェを使ったら好評だったのだ。
日本でも天むすおにぎりとかいうのがあるくらいだから、えびとおにぎりは相性がいいのだろう。

炊き立てのごはんを使っておにぎりを握っていく。
ご飯が熱くて、「あちーーーっ!!ふぅふぅふーう!」と飯玉に息をかけながら握る。
5人の子供たちが待機していて、できたそばから食べていくので私は休む暇がない。
一人二個、三個食べる子供もいて何個作ったのかもわからない。
とにかく「もぅいいの!?まだ食べる人いないの!?じゃぁ、おしまいだよ!」
と念を押してから、ようやくおにぎり作りを終わらせた。
なんだかせわしないお昼だったなぁ。

できたてのおにぎりってとてもおいしいと思う。
ただ難点がひとつだけある。
ご飯が熱いから、三口くらい食べるとおにぎりがボロボロと崩れてしまうのだ。
だから、必ずお皿に乗せて食べさせなければならない。

私も昔、母の作ったできたてのおにぎりが好きだった。
おにぎりだがら手で持って食べているのだが、食べているうちに崩れはじめお皿にはごはんと海苔がめちゃくちゃに載っていた。
それをそのまま手で食べていたら、父が「なんでご飯を手で食べているんだ!箸で食べなさい!」と怒り、
おにぎりは手で食べてもいいのに、崩れたら箸で食べないとダメなんてヘンだなぁ、と納得いかなかった思い出がある。

ここインドネシアはそんな心配は無用だ。
ふつうのご飯でさえ手で食べる習慣のある国だから。
慣れた手つきで、ボロボロに崩れたおにぎりを食べていた子供であった。

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