『お母さんだけど、ちょっと携帯電話の度数送ってくれる？』詐欺

昨日に引きつづき携帯電話のお話。
インドネシアではタイトルの通り
『お母さんだけど、ちょっと携帯電話の度数送ってくれる？』詐欺
が流行っている。

お母さんのところがお父さんになったりぼくになったりもするらしいが、基本はお母さんみたいだ。
日本の携帯電話も同じかもしれないが、インドネシアの携帯電話は携帯メールのやり取りでプリベイトカードの度数をあげたり貰ったりすることができるらしい。
同一機種のみの機能なのか、詳しいことはわからないが・・・。

全く知らない番号からメールが来て、
『お母さんだけど今友達の携帯借りてんの。ちょっと重要なこと話したいからこの携帯電話に度数送ってくれる？』という文面らしい。
借りた携帯電話から電話するのは悪いから度数を送って欲しいというわけだ。

要求の度数も日本円で二百円か三百円程度のもの。
それでも、こんなんで騙される人いるのかなぁ～！？
あまりにも流行っているので、今では笑い話のネタにされている。

「お母さんだよメールきたんだけどさぁ～、うちのお母さん今隣にいんのよ！！あり得ない！」とか
うちの子供たちの場合
「うちのママがこんな流暢なインドネシア語メール送ってくるわけないっ！」
「ママ友達いないじゃん！」

でも同居している大学生Ｅ君にお父さんだよメールが来て、それをみたＥ君が
「お父さんだよって、僕のお父さん死んでるよ！笑っちゃうよな！」
と言った時は、誰も笑えなかった。

手当たりしだいに送りつけているのだろうが、不快なことに変わりはない。
やるなら『オレオレ詐欺』みたいに家族構成などきっちり調べて抜かりなくやってほしい。