洗濯と読書の日々

インドネシア在住50代主婦 7人家族 猫6匹

ママ友のお見舞い

くわちゃんの幼稚園のママ友で、しばらく顔を見ていないママがいました。
どうしたのかなぁ~と思って、先生にきいてみると、病気で入院していたとのこと。
ちょうどおとといあたりに、退院してきたというので、昨日おうちの方にお見舞いに行って来ました。

田舎の方では、病人のお見舞いには、砂糖を持って行きます。
普通は5㌔くらいです。
お祝いなんかも、たいてい砂糖を持参します。
なんで、砂糖なの!?昔は砂糖が貴重品だったのでしょうか。
だから、お祝い事の後は、家に砂糖が山積みになります。

そんな大量の砂糖、自分の家だけで消費出来るわけありませんから、
近所の個人商店に売ったり、
親戚に分けたりします。

昨日は、スーパーでりんごとジュースを買って、持って行きました。
そのママは、思ったより元気そうで安心しました。
何の病気だったの?のと聞くと

尿道胆石ということでした。
男性に多い病気と思っていましたが、女性でもなるのですね。

これ、うちの夫もやったことありますが、物凄い痛みらしいですね。
あの我慢強い夫が、あぶら汗を垂らして苦しむ姿は壮絶でしたよ。
水やお茶を大量に飲みまくり、半分気絶しそうになりながら、しっこへ走る夫。
そして、何度目かのしっこで『じゃりっ』と音がして、石が出たのです。
石が出てしまうと、さっきまでの痛みがウソのように消え、
さっきの痛みはなんだったの、というくらい元気になりました。

しかしそのママの石は、そう簡単に出てくれなかったらしく、レーザー光線で砕いてから、手術で取り出したそうです。三週間の入院で75,000,000.ルピア(約70万円)かかったそうです。このママは、ご主人の会社で保険に入っていたので、半分以上は出るそうですが、たいていのインドネシア人は保険なんかはいっていませんから、こういう大きな手術は物凄い家庭を圧迫します。

そのママ、石の写真から、病院の領収書まで、頼みもしないのに全部見せてくれました。
体内にある胆石の写真見せられてもねぇ、
「へぇ~すごいですね~!大きかったんですね~!」
と言う感想しか言えませんでしたが。


でも、そのママが退院してきた翌日、今度はご主人が脳内の病気で入院してしまいました。
喜びもつかの間、また不安な日々が続くと涙を流され、
「どうして、こううちは、アッラーからの試練が続くの」
とこぼしていられました。


インドネシアでは、不幸や歓迎されない出来事は、神からの試練とされるため、厳粛に受け止め、改善できるものなら努力を惜しまず、耐えるしかない場合はお祈りとともに、耐え続けなければなりません。
そして、回りの人にも、お祈り宜しくお願いしますね、と言って歩きます。

そう言われた回りの者は、自分のお祈りの際に、神へのお願い事として、あの人の病気が良くなります様に・・・・とお願いします。言われなくても、お願いしてあげるのが心優しい同胞なんですけどね。
いろんな沢山の方にお願いをしてもらえると、回復が早かったりするのだそうです。
団体署名の数が多いほど、署名の効果が増すのと同じでしょうか。

ママ友のご主人が、早く回復して退院できますように。
私も(心の中で)お祈りしましょう。

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