怨念球
今日、夫が友人の家に遊びに行くと、改築したばかりの家なのに、損傷した屋根の瓦が20個ほど家の前に並べてありました。
「あれ~どーしたの、この瓦?」
不思議に思い、夫が聞いてみると
「それがさ~、昨日の夜中、何かが屋根に激突したような物凄い音がしてたんで、今朝見てみたんですよ。そしたら、このように、瓦がメチャクチャになってまして・・・・これは、あれですね、やられましたね、怨念球に」
との返事でした。
怨念球
名前のとおり、怨念をたっぷり込めた、目には見えない恐ろしい球です。
インドネシアでは、普通の人間ですが、このように怨念球を人様に送りつける事が出来る、特殊な能力を持った人がいるようです。
かなり高額の謝礼を払うと、怨念球の宅配に力を注いでくださるようです。
私はまったくそういうの信じないのですが、インドネシア人の間では、
信じていない人の方が少ないでしょう。
夫もあまり信じてるタイプではないのですが、実際自分の目で損傷した瓦を見て、首を傾げてしまったそうです。
怨念球が瓦に激突した時に出た物凄い音は、この家の夫婦にしか聞こえていませんでした。
近所の人に聞いてみても、誰一人としてそんな音聞いていないというのです。
不思議な事もあるものですね。義妹にとりついた憑依霊の次に恐ろしいハナシです。
しかし、20個の瓦が損傷したと言う事は、20個の怨念球が送りつけられたのでしょうか。
『死ね』『病気になれ』『家族不和になれ』『会社クビになれ』『貧乏になれ』『不能になれ』『みんなに嫌われろ』
『口臭くなれ』『庭の花、枯れろ』『ペット死ね』『ヘビに噛まれろ』『作ったものは、すぐ腐れ』『浮気バレろ』・・・・・・・・・・・・。
これで、13個です。憎らしい相手に送りたい怨念ったって、そうそう思いつきません。
インドネシア人はみんな陽気で、初対面の人にも懇親の笑みをみせてくれます。
しかし、その反面、かなり嫉妬深い人種でもあります。
国民の貧富の差が大きすぎるところに、原因があるのだと思いますが、けっこう頻繁に怨念球の送りつけあいが行われているようです。
実は、昨日見舞ったママ友も、
「私たちがこんなに不幸に見舞われるのは、誰かが怨念球を送りつけてるせいだ」
と真剣に言っていました。ちょっと、それは信じられないんだけど・・・・・とは言えませんでしたが。
本当に怨念球なんて存在するのでしょうか。瓦が損傷したのだって、何がきっと科学的な理由があるはず。
その夜は大雨でしたが、雷や稲づまは全くありませんでした。
瓦だって、新品同様の品物です。
損傷の仕方はですね、真っ二つに割れているものも何枚かあったようですが、ほとんどは、瓦の中央にそれこそ野球の球が勢い良く当たった、でも割れるまでにはいかなかった微妙なへこみ具合がある、といった具合だったそうです。夫がその球があたったような部分に触れると、簡単に粉々になってしまったのですって。
う~ん、ぜったいトリックがあるはず・・・・・・!?
推理小説好きな私は、種を明かしてくれる人がいないか楽しみに待っています。
「あれ~どーしたの、この瓦?」
不思議に思い、夫が聞いてみると
「それがさ~、昨日の夜中、何かが屋根に激突したような物凄い音がしてたんで、今朝見てみたんですよ。そしたら、このように、瓦がメチャクチャになってまして・・・・これは、あれですね、やられましたね、怨念球に」
との返事でした。
怨念球
名前のとおり、怨念をたっぷり込めた、目には見えない恐ろしい球です。
インドネシアでは、普通の人間ですが、このように怨念球を人様に送りつける事が出来る、特殊な能力を持った人がいるようです。
かなり高額の謝礼を払うと、怨念球の宅配に力を注いでくださるようです。
私はまったくそういうの信じないのですが、インドネシア人の間では、
信じていない人の方が少ないでしょう。
夫もあまり信じてるタイプではないのですが、実際自分の目で損傷した瓦を見て、首を傾げてしまったそうです。
怨念球が瓦に激突した時に出た物凄い音は、この家の夫婦にしか聞こえていませんでした。
近所の人に聞いてみても、誰一人としてそんな音聞いていないというのです。
不思議な事もあるものですね。義妹にとりついた憑依霊の次に恐ろしいハナシです。
しかし、20個の瓦が損傷したと言う事は、20個の怨念球が送りつけられたのでしょうか。
『死ね』『病気になれ』『家族不和になれ』『会社クビになれ』『貧乏になれ』『不能になれ』『みんなに嫌われろ』
『口臭くなれ』『庭の花、枯れろ』『ペット死ね』『ヘビに噛まれろ』『作ったものは、すぐ腐れ』『浮気バレろ』・・・・・・・・・・・・。
これで、13個です。憎らしい相手に送りたい怨念ったって、そうそう思いつきません。
インドネシア人はみんな陽気で、初対面の人にも懇親の笑みをみせてくれます。
しかし、その反面、かなり嫉妬深い人種でもあります。
国民の貧富の差が大きすぎるところに、原因があるのだと思いますが、けっこう頻繁に怨念球の送りつけあいが行われているようです。
実は、昨日見舞ったママ友も、
「私たちがこんなに不幸に見舞われるのは、誰かが怨念球を送りつけてるせいだ」
と真剣に言っていました。ちょっと、それは信じられないんだけど・・・・・とは言えませんでしたが。
本当に怨念球なんて存在するのでしょうか。瓦が損傷したのだって、何がきっと科学的な理由があるはず。
その夜は大雨でしたが、雷や稲づまは全くありませんでした。
瓦だって、新品同様の品物です。
損傷の仕方はですね、真っ二つに割れているものも何枚かあったようですが、ほとんどは、瓦の中央にそれこそ野球の球が勢い良く当たった、でも割れるまでにはいかなかった微妙なへこみ具合がある、といった具合だったそうです。夫がその球があたったような部分に触れると、簡単に粉々になってしまったのですって。
う~ん、ぜったいトリックがあるはず・・・・・・!?
推理小説好きな私は、種を明かしてくれる人がいないか楽しみに待っています。