几帳面な人
世の中にはすごく几帳面な人がいて、そいうい人は、物の位置が少しでもズレているのが、たまらなくイヤなんだそうですね。、
ソファの位置がちょっとでも普段と違うとすぐ気づいて、すぐさま直す。
読みかけの開いた本がテーブルに出ていると、しおりも挟まずボンと閉じて本棚へ直行。
そういう性格の人が家にいると、家の中はいつも整然としています。
うちにも、一人だけいます。そういう性格の人。
お義父さんです。
この方、ご自分の身の回りはあまり気にしない人です。
髪もボサボサだし、いつ歯磨きしているのかも知りません。
しかし家の中の片付けには、ものすごく神経を使っています。
子供たちが学校から帰ってきて、靴をぬぎ散らかします。
お義父さんがゲタ箱にしまいます。
子供たちがカバンをそこらへんに放り投げます。
すぐさま、お義父さんが所定の位置へおき直します。
ついでに、水筒もカバンから出して、台所へ置きます。
子供たちが脱いだ制服を片っ端から洗濯物置き場へ放り込みます。
だめだってば~!!
子供たちに自分でやらせてくださいよぉ~!!
私が何回言っても、子供たちもお義父さんもその方式に慣れてしまって、元の木阿弥状態。
それで、お義父さん、物の位置にすごくうるさい人って事はわかるんですけど、家の車の駐車にも、異常にうるさいんです。
わざわざタイルに油性黒マジックでしるしをつけ、私が駐車した後、タイヤがそこから10センチでもはみ出ていると、お義父さんが自分で駐車し直しています。
ちょっとぐらい曲がってたっていいじゃないのっ!!
公共の駐車場ならわかるけど、自分ちですよ。
いちいちイヤミな爺ぃだとしか思えません。
こんな黒々と記しつけなくたって、いいじゃないですか、ねぇ!!かっこわるい。