洗濯と読書の日々

インドネシア在住50代主婦 7人家族 猫6匹

13年前の今日

13年前の今日、私は初めての出産を経験しました。双子で、しかもインドネシアで。
午後からお腹がちょっと痛むナァと思っていたら、夕食を食べていたときに破水したのです。

あわてて病院へ駆けつけましたが、担当の医者は出張中でいませんでした。
初産だし、子宮口も全然開いていないので、たった一人で待機室みたいなところで寝かされていました。
最初夫は「朝までずっとついていてあげるからね。」と言っていたのに、午後8時を過ぎ、10時を過ぎると「やっぱ眠たくてダメだ。ちょっと寝てくるわ」といって出て行ったきり、朝まで顔を出しませんでした。

夜中にだだっぴろい部屋に一人、とても心細かったです。一人といっても夜勤の看護師さんが二人いて、ペチャクチャし世間話をしていました。
そうこうしているうちに、午後2時過ぎに産気づいた緊急の妊婦さんが運ばれてきました。
私が寝ているベットの隣のベットに横になったそのご婦人、なんとそのベットで出産をし始めたのです。

えっ、えっ、ここで産むの?私の隣で産んじゃうの~!?
もぅ心臓バクバクでした。「う~」とか「あ~」とか苦しそうな声が聞こえてきましたが、私は見ていいものかどうか迷いました。仕切りのカーテンも何もなしです。見ようと思えば全部見えたでしょうけど、これから出産を控えている私はもう恐ろしくて全然そんな余裕はなく、反対側をむいていました。そのご婦人は経産婦さんだったのでしょうね。ものの十分もしないうちに「おぎゃ~!」という産声をあげて、赤ちゃんが誕生しました。

私はといえば、その部屋で朝方まで待たされ、午前6時に帝王切開で長男・次男を出産しました。
取り出した赤ちゃんをすぐに見せてくれました。一人は泣いていて、一人は黙って私を見つめていたな。
どっちがどっちだったか、忘れました。
それ以後次々と妊娠出産を繰り返し、今では五児の母です。月日がたつのは早いですね。

そんな双子たち、昨日はバレンタインで今日は誕生日でしょ~。なのに、誰からもプレゼントもらってきてないよ!
フェイスブックのお誕生日おめでとうコールだけは、たくさんあったみたいね。

長男は四歳半の時大病をしました。
その時お医者様が言いました。「これから始める治療をするとね、のちのちの成長にちょっと影響がでます。脳にも大量のキツイ薬を投与するので、学習にも影響があるかもしれません。身長もね、ホルモンの出が悪くなるからあまり伸びなくなります。子供を作る機能もダメになるけど、治療の承諾してくれますよね?」と。

あれから8年近くたち、お医者様の言った事は当たりました。双子なだけに、比べる対象があり、その差がはっきりと見えてしまいます。でも、病気は完治したんだし、身長とか頭の良さはどうでもいいよ。
元気が一番。長男は一番優しいしね。

13才、なんとかの13才っていいましたよね。なんだっけ。忘れた。
13才のハローワークを思い出しました。
そろそろ将来の希望をしっかり抱いてほしいですね。まだ、無理かな。


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昨日のバレンタイン、子供たちと居候の大学生のE君にチョコレートを買ってあげました。そっけないチョコですけど、美味しいんですよ!

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