洗濯と読書の日々

インドネシア在住50代主婦 7人家族 猫6匹

『列車の上に乗って通勤・通学する人々』

先日ブロ友のやまちゃんが、『今日の朝刊にインドネシアの記事が載っていたから送りますね』といって、新聞記事を送ってくださいました。やまちゃんは、元企業戦士として、中国や中東など単身で駐在なさり、日本の高度経済成長を支えてきた立派な方です。今はリタイヤなさり、趣味のブログと愛孫のボクちゃんの面倒をみて、日々過ごされています。

さてさて、送っていただいた記事の内容はというと、インドネシアでは有名な
『列車の上に乗って通勤・通学する人々』についてです。
ちょっと記事を転載しますので、お時間のある方は一読ください。

屋根の客ブロック

朝の通勤ラッシュ時に列車の屋根に上がる乗客が絶えないジャカルタで、業を煮やした鉄道会社が珍作戦を次々と繰り出している。無賃乗車やスリルを求めて等理由は様々だが、どうしても上がりたい客側と、下したい鉄道側との攻防戦になってきた。

政府が株式100%を持つインドネシア鉄道株式会社のアフマド・スジャティ安全部長(49)のはなしによると、2010年は43人、2011年は37人が屋根から落ち計15人が死亡した。数百人が屋根に座る光景は名物だが、鉄道会社にとっては「危険きわまりない犯罪行為だ」。同部長がこの2年間で試みた作戦は数多い。

最初は放水だったが、「レインコート姿の客が続出して失敗」次に、滑って上がれないようにと油を塗ったところ「車両管轄部から、電気系統がショートして火事になると怒られた」

先月には「ゴール・ボール作戦」を遂行。路線にサッカーゴールのような枠を設け、屋根ぎりぎりの高さに一つ5キロもあるコンクリート球をつるした。「頭に当たったら死んでしまう」と苦情が相次ぎ、上がる乗客は激減。だが、ヘルメットをかぶる強者もいた。

現在実験中なのは、「擬似トンネル作戦」列車が通過する時、屋根すれすれの位置に鉄板をつけた枠を設置する。「それでもダメなら、汚水を浸したモップをつるす悪臭作戦を考えている」という。

2月15日 朝日新聞より転載


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なにやら、笑い話のような記事内容ですが、これは事実です。でも、記事を読んでふき出してしまいました。
放水防止にレインコートを着、
コンクリート球防止にヘルメットをかぶる。
そんな格好で列車の上に座ったら暑いでしょう!
そこまでして、列車の上に上りたいのですか。インドネシア人すごすぎる!

屋根すれすれの位置に鉄板をつけた枠なんかにあたったらものなら、首チョンパですよ。
実際落ちたり感電したりして亡くなる方は、あとを絶たないようです。
列車に上がりたがる人はわりと若い人が多いのですが、第一の理由はタダだからでしょうね。
列車代金をケチって、もしもの事があったら、お母さん泣きますよ。
対策部長さんの苦心の策も、ちょっとひど過ぎるような気がします。
自分が無銭乗車で危険な行為をしておいて「
頭に当たったら死んでしまう」と苦情を言える人もすごいですけど、汚水を浸したモップをつるす悪臭作戦ってのも、汚水のモップを用意する職員は臭くて嫌でしょう。部長さん自分でやってくださいね!と他の職員から非難ごうごうな気もしますが。

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