洗濯と読書の日々

インドネシア在住50代主婦 7人家族 猫6匹

かわいい楽器隊

くわちゃんの幼稚園では、鼓笛隊?いや笛はないな、ブラスバンド?そんな大げさなものでもないな、とにかく男の子は太鼓、女の子は鉄琴を演奏し、市内の幼稚園対抗で順位を競うという大会があります。

来月がその大会で、幼稚園児は猛練習に励んでいます。


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くわちゃんの幼稚園は毎年順位がいい線いくらしく、去年は二位でした。

しかし、今年の練習具合をみていると来月が大会だというのに、まだまだ音程はバラバラ。


太鼓が遅れて聞こえてきたり、鉄琴も全然揃ってないよ。
『こりゃダメだ~今年の上位入賞は諦めた』

と見学しているお母さんたちのつぶやきが聞こえてきそうです。


それでも指導員の熱気は相当なものです。この指導員、外部からの派遣なのですが、男二人のツワモノで、音楽を教えるというよりは、体育会系いや土方のオッサンと言った方がふさわしいくらいです。


昨日の午後も特別の練習が幼稚園で行われました。

「そこのおめ~!そんなとこでボヤっと突っ立ってんじゃねぇ!とっとと動け!!」


「ストップ!ストップ!ス・トォォォォォォーーーーーーップ!!!全然音あってないっ!!やり直し!!!」


幼稚園児に向かって過激な言葉を投げつけます。

「もっと大きな声だせ!!おめぇら、メシ食ってんのかーーー!!」

「まだぁ~~~!!!」
かわいい声で返事が聞こえます。

午後四時半にそんな事言われたって、夕飯まだだよねぇ。


「もっと笑え!!スマイルーーーーー!!」

あんたがそんな怖い顔で言うから、子供たち顔がひきつってるよ。

しかも、外部者なので子供たちの名前を知りません。

だから、子供たちは胸に番号の書いた紙をつけ、番号で呼ばれるのです。

それって刑務所みたいじゃないですかぁ。

指導員も子供たちと一体になりたかったら名前くらい覚えなさいよ。


そんな二時間の猛特訓で、肩に鉄琴をかけたままずっと立ちっぱなしのくわちゃんは、ヘロヘロでした。でも、くわちゃん音楽の才能ゼロだわ。私は一応ピアノが得意なのに、どうしたっていうの。もぅ、鉄琴叩くふりだけして、音出さなくてていいよ、みんなの足ひっぱってんのはくわちゃんだよ~あ~。
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