洗濯と読書の日々

インドネシア在住50代主婦 7人家族 猫6匹

インドネシアの小学校入学事情

日本はそろそろ入学式の時期ですね。
インドネシアの新学期は7月です。
今年はくわちゃんが小学校に入学します。日本のようにだまっていても区役所から小学校の入学案内が届くわけなどありません。住居地区で小学校が決まっているわけでもないので、どこの小学校へ入学するか、親が決め全部個人で手続きをとらなければなりません。
息子たちは全員家から一番近い国立の小学校へ通わせました。
教科書代は払いますが、授業料がタダだからです。
それに自分で自転車で通えるので、送り迎えの必要がなく大変便利でした。
しかし、くわちゃんは末娘の女の子。兄たちと一緒に国立の小学校はちょっと可哀想だな、と考え私立の小学校へ行かせようかということになりました。

なんだか私立小学校の申し込み受付はとっくに始まっていると、幼稚園のお母さんたちから聞いたことがあったので夫に確認しました。
「ねぇ、私立ってまだ受付やってんの?もう終わったんじゃなかったっけ?」
「私立なんて金さえ払えば誰だって入れてくれるんだよっ!」
と夫は長男の中学受験の時と同じセリフ。でも、長男私立の試験に落ちたじゃん。
だから、この人の言う事は信用できないんですよ。
さっそくE君に私立の第一希望の小学校へ願書を貰いに行ってもらいました。
帰ってきたE君
「もぅ2月で受付終了でしたよっ!!」
・・・・・・・・・・だっからね~!夫の言う事は信用できないんだよ。

しょうがない。第一希望は無理だから、第二希望のところへ再びE君へいってもらいます。
こちらはまだ受付してました。申し込みは学童と一緒に行き、簡単なテストを受けなければなりません。
グスグスしていてこちらも定員いっぱいになって受け付け終了になってはかないませんから、すぐにくわちゃんと行きました。

そこで簡単な入学テストを受けました。
まず、紙に自分の名前と家族全員の名前を書かせます。うちは家族が多いので大変だったね。
ん~幼稚園でみっちりお勉強させてくれているので、アルファベットと簡単な足し算引き算はばっちりです。
あとは、

○○○○ ・               ・ 4
○○

☆☆☆☆ ・               ・ 6          

♡♡♡♡♡
♡♡♡♡♡  ・               ・ 10

上のような図で、左の絵と数字を線で結びなさいとか

saya pergi ke sekolah(私は学校へ行きます)
kakak ayu suka kue(アユのお姉さんはお菓子が好きです)

上の文章を声を出して読ませ、「学校へ行くのは誰かな?」「お菓子が好きなのは誰?」などと質問されてました。

5+3 7+2 9+3 などの足し算や、同じような引き算の問題を口頭で問われて、くわちゃんはヒザにのせてる自分の指を必死で見て答えてました。

あと、なぜかふくわらいのような顔のパーツが足りない絵があって、「この人は何が足りないかな~?」と聞かれてました。その絵は片目が無かったのですが、くわちゃんは「何も足りなくない・・・・」と答えていました。

とっとと入学金だとか制服代も一括で支払いを済ませてきました。あとは7月の入学を待つのみ。

日本の小学校のように、地域制で教科書も授業料もタダで集団登校だとか集団下校までやってくれる制度がとても羨ましいです。こちらは、何から何まで親がかり。小学校も慣れるまでは私が送り迎えをしなければなりません。慣れたら、学校の送迎ワゴン車を利用します。もちろん有料。うちからこの小学校までは車で15分くらいの距離です。この小学校、じつは長男の中学校と同系列なので校舎が隣です。
長男は自転車で通ってますが、自転車しか通れない裏道を知っているので自転車でも15分です。



イメージ 1