洗濯と読書の日々

インドネシア在住50代主婦 7人家族 猫6匹

やっかいな人がまたやって来た

昨日ね、またあの人がやって来たんです。あの人とは、
前に記事にもしたことがあるアニーちゃんのママ

昨日も物を売りにきたんですけどね。そういう時しかうちには来ませんから。
前回は香水だったかな。一瓶300円くらいの安物香水だったので、使う気はないけど5本ほど買ってあげたんです。
ところが、昨日売りにきたのは、もうちょっと大きな物でした。ちょっとというより、かなりでしょうか。

家の中にあるアイテムで、大型の定番と言えば・・・・・・・・タンスですね!
そう、アニーちゃんママは『noと言えない日本人』のこの私にタンスを売りにきたんです。
しかも、ご自分の、今現在ご使用中の・・・・・。

インドネシアではよくあることなんですが、お金が無くなると物を売って食いつなぎます。
普通は貴金属のアクセサリーが一般的なんですけど、それも売りつくした後は、家財道具に手をつけるわけなのですよ。

まぁ、いきなり借金を申し込まれるよりはいくらかマシなんですけど。
いゃぁ、借金申し込まれても、たぶん貸さないですけどね。

アニーちゃんママは、うちに入るなり自分のご近所の悪口を一通り述べた後、説明し出しました。
ご主人はまだ仕事をしていない。
彼女の一番下の妹さんが今年(七月)高校に進学するのだが、進学費用を工面してとお母さんに泣きつかれた。お金が無かったら、花嫁道具で買ってやったタンスを売って金をつくれと言われた。
だから心優しいくわちゃんママに頼もうと思ってやって来た。・・・・・・・・・と。

「ふぅん・・・・・へぇ・・・・・・・・そうなんだぁ・・・・・・・。大変だねぇ・・・・・。」と相槌を打ちながら聞いていましたが、心の中では
(うっそだろ~!作り話もいい加減にしろ!どこに、無職のダンナがいる娘にタンスを売って金をつくれと言う鬼母がいるんだ。自分のためのお金が必要なんでしょ。それならそうと余計な作り話はしなくていいのに。)
と思っていたんです。

でも、でもね、ちょうど子供たち用のタンス、許容量オーバーでビチビチの状態だったものですから、つい「じゃぁ、見るだけ・・・・・・」と言ってしまったんですよ。

アニーちゃんママが言うには、とてもいい木を使った丈夫なタンスだっていうし。大きさも求めていたサイズ。
だから、夕方、タンスを見せにもらいに彼女の家へ行ったんです。

彼女の家は、タンスがどうのこうのという前に、家の中の汚さにびっくり。
無職のダンナと小4の娘の三人家族で、専業主婦のいる家がぁこんなに汚いなんて、彼女の性格垣間見ましたよ。無職のダンナとも遭遇してしまったのですが、昼間っからテレビの前に座ってボーッとしていました。

肝心のタンスは・・・・・・・・。
ボ・・・ボロかった・・・・・・とても・・・・・・・。
何十年前のタンスだろう。想定で、20年は経ってるとみました。木はたしかにいい木を使っているみたい。
でも、インドネシア特有の、明るい色合いで(ちゃちっぽい)ニスの塗りすぎでテカテカした塗装の代物だったんです。これは、買ってあげれない・・・・・。見なければよかった・・・・・。
「どうもありがとう。あとで、夫に相談してから返事するね。」と言い残し、家へ帰りました。

夫の帰宅後すべてを報告すると、やはり買わない方がいいだろうと。
それで携帯メールで丁重にお断りしたのですが、返事は無し。無視ですかぁ。
いいよ、別に。そういう性格の人とは今後一切つきあわないから。
でも夫はポツリと「その人、携帯の残金残ってないんじゃないの。」と。
そっかぁ~。そうかもね。そうだとしても、もうつきあわないけど。

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