洗濯と読書の日々

インドネシア在住50代主婦 7人家族 猫6匹

兄の友達を泣かす弟

あ~またまた、こうた(小3)がやってくれちゃいましたよ。
今日三男ちから(小5)の友達で、アリ君という名前の子がうちに遊びに来ていました。
ちからはアリ君の持ってきたゲームで遊んでいたので、アリ君はなぜかくわちゃんとふざけて遊んでいたのです。
人見知りの激しいくわちゃんと仲が良くなるなんて、アリ君いい子だわぁ~と持っていた矢先、聞きなれない泣き声が聞こえてきました。私は台所にいたので、子供たちの様子は全然みえていなかったんですけど、駆けつけてみると泣いているのはアリ君でした。
「どっ・・・どうしたのっ、アリ君!?」
アリ君は泣きじゃくるばかりで、答えません。
「こうたがアリ君殴った。」
くわちゃんが答えます。
そばでは、こうたが仁王立ちしていました。
「どうしたのっ!?何があったの!?どっちが先に手を出したの!?」

事情を聞いてみるとこうでした。
最初アリ君とくわちゃんが遊んでいる所へ、こうたも混ぜて欲しかったのでしょう。そういうアクションをしました。
でも、アリ君とくわちゃんはこうたを受け付けないで、アリ君がクッションでこうたの顔面を軽くポイとやったらしいのです。そおしたら、こうちはいきなりグーでアリ君の額を殴ったんだそうです。
みるみるうちにアリ君の額にコブができました。

「こうたぁ~!!なんでそういう事すんのっ!!いきなり殴ったらダメって言ってるでしょう!!」
「やられたらやり返せ!って言ってんのママでしょ~!!最初に手を出したのはアリだぁ~!!」
「アリ君はクッションでやったんでしょ!だったらアンタもクッション使って殴ればいいでしょ!素手はダメだよ!」
「き゜ゃゃゃゃゃゃぁぁぁーーーー!!!」
また始まった、こうたの狂い泣き。

イスラム教の有名な句に『目には目を、刃には刃を』という言葉がありますね。
最初、私は刃は歯だと思ってたんですよ。だって、目ときたら次は歯の方が合うじゃん。
あ、いや、そうではなくって、この句の意味は一般的に『やられたらやり返せ』というふうに理解されているようですが、微妙に違うらしいのです。
例えば相手が口で罵ってきたら、こちらも口で対抗する、相手が棒を持ってかかってきたら、こちらも棒で対抗する、あくまでも相手と同じ武器でもって、対等に闘おうという意味らしいのです。
まちがっても、相手から仕掛けてきたからといって、何も持っていない相手に刃を振り回すことなどはしてはいけない、という教えなのです。

だから、こうたもクッションで殴るのが正当なんだよ。

アリ君もさ、泣くのはいいけど、よその家で30分も泣くことないんじゃない!?
とっとと自分の家に帰ればいいのに、帰らないんだよ、これが。
しょうがないから、私がこうたのかわりに「ごめんね」と謝って、薬を塗ってあげました。
そのあとは、アリ君も泣きやんで、またちからと遊びだしたんで、ひとまずホッとしましたが。

しかし、こうたも悪いけどさぁ、小3に殴られて泣く小5っていうのも、なんだかねぇ。
そういうとき、ちからも黙ってないで、友達の見方しろよ。

こうたはのちほど夫からきつくオシオキで~す!

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