インドネシアのトイレでは靴下禁止です

昨日うちに遊びに来てくださった方たちなんですけど、前回は午後二時頃に行くね～とか言っておいて、連絡無しに午後五時過ぎ到着だったので、今回もどうせまた遅れるのだろうと勝手に判断していました。
当初は夕方行くね～と連絡があったのですが、当日の朝電話があり、お昼に変更というお達しが。
余裕こいてのんびり寝ていたのですが、飛び起きましたよ。
そして、新しく出来た新道路のせいか渋滞もなかったらしく、予想していた時間よりも30分も早く到着されました。
ギリギリセーフで用意は終了していましたが、あぶなかった～。

そして、そのお方、家に入るなり
「お誕生日おめでと～！！」と大きなケーキを差し出しました。
「え？え？誕生日！？誰のですか！？」と聞き返しましたよ。
もしかして、「ボクの」とか言うんじゃないでしょうね、と思ったら「まやちゃんの。今日じゃなくてもいつか誕生日くるでしょ！」
「は・・・はぁ～。そりゃそうですけど」
私の誕生日は１２月だよ。ずいぶん早送りのバースディケーキですね。
でも、大きくておいしかったですよ～。手土産が六ヶ月先のバースディケーキですからね、さすがです、やまソフトさん。

それで、雑談やなんやらで楽しい時間を過ごしていましたが、やまさんが急に
「トイレ貸して」と言ったんです。
「いいですよ。突き当たりです」
と案内しましたら、彼はトイレの前でじっとしたまま動きません。
そして
「サンダル貸して」と言いました。
「え？サンダル？なんで！？」と一瞬首をひねりました。
もう私も完全インドネシア人化しているようです。
やまさんは、靴下をお履きになっていたのです。

インドネシアの家の中では普通は靴下を履きません。
トイレといっても浴室を兼ねているので、床はいつもベチャベチャの状態です。
いつも素足で家に居るので、トイレの床が濡れていても全然支障がありません。
ですから、靴下を履いた人の事、全く念頭にありませんでした。

「あっ！あ～！！そうですね！！サンダル必要ですね～！！」
まさか靴下脱いで用を足しなさいよとも言えず、私は慌ててゲタ箱にサンダルを探しにいきました。

ゲタ箱をくまなく探しましたが、適当なものが見当たりません。
海辺で履くようなビーチサンダル系だと、タビでもはいていない限り普通の靴下には無理でしょう。

で、ちょうど良いものを発見しました！！
埃をかぶっていましたが、早く用を足したいだろうと、私もあせってたんで
「これっ！これ使ってください！」と、みつけたソレを差し出しました。
「あ、どーも、どーも」
といって、やまさんは私が差し出したものを履いてトイレに入りました。

でも、今日になって思ったんですけど、大変困難な状態になったのではなかっただろうかと、ちょっと後悔しています。

私が使ってくださいと、やまさんに差し出したものは・・・・・

このイボイボつきの健康サンダルでした。
このイボがけっこう長めでですね、私でもこれを履くと「おっ、いてて・・・」となるんです。
トイレの後、やまさんは何も一言も言いませんでしたけど・・・・かなり困難な用足しになったのではないでしょうか。ごめんなさいね～、やまさん！！これに懲りずまた遊びに来てくださいね～！！