洗濯と読書の日々

インドネシア在住50代主婦 7人家族 猫6匹

インドネシアの皆既日食

昨日はインドネシアは、皆既日食でした。
1985年にあった皆既日食を体験している夫は、

「あの時は、昼間なのに2時間くらい真っ暗闇が続き、
外へ出ると失明すると言われて、ずっと家でテレビで中継を見てたんだ」
と自慢げに語っていました。

なので今回も、
昼間に長時間暗くなるという非日常を味わえるのかと楽しみにしているようでした。

で、私が事前にいろいろネットで調べてみたところによると、
私の住んでいる地域では、太陽が月に隠れる面積が、
最大で70パーセントほどというではありませんか。

なぁんだ、そんなんだったら、夕方に薄暗くなるのと同じ程度じゃないのか?
夫の言う事をうのみにしないでよかった。


昨日の9日は、ヒンズー教のお祝いで祝日でした。
なので子供たちもみんな家にいました。
皆既日食をみんなで見ようと計画したわけではありませんが、
義妹たちも泊まりに来ていました。

朝の7時半過ぎ、いよいよ日食が始まりました。
もう朝からテレビは全部特番で皆既日食特集です。

イメージ 1

テレビでみるのと、実際は全然違いますね。
テレビだと、太陽なのに月みたいだし、
夜みたいに太陽の周りが暗いじゃないですか。
アレは日食がよくわかるように、なのかな。

実際は、うちの地域でも太陽はかなり月に隠れているはずなのに、
外は全然暗くなりませんでした。
夕方の暗さからも程遠い。

「雨が降りそうだね、曇ってきた」
という感じに似てます。



寝ている子供たちを起こし、みんなで外へ出、太陽を見ます。
あ、太陽は裸眼では決して見ちゃいけないんですよね。
太陽を見るための道具を何も用意をしていなかったのですが、
義妹のダンナが、あるものを持ってきてくれました。

こ・・・・これ・・・・・、ホントにこれで太陽見て大丈夫なの?
ネットでは、黒い下敷きとか、ろうそくのススをつけた程度のものでは、太陽光線に目がやられると書いてありましたよ。

義妹のダンナが日食の太陽を見るために持ってきたものとは・・・・・、


レントゲン写真!!!


どこでそんなものを思いついたのだろう、義妹のダンナ。
それは、使っていいとも悪いとも、ネットにはなかったなぁ。

でも、せっかくだし、
そうたびたび見られるものでもないので、
それ使って見ちゃいました。

イメージ 2





なるほど~、レントゲン写真の黒くなってる部分で太陽を見ると、
くっきりはっきり日食の様子がわかります!
太陽なのに、光り輝く三日月のようです!


義妹のダンナは、次男の脚のレントゲン写真を3枚持参してきました。
私もそういえばうちにも何枚かあったなと思い出し、
夫の健康診断時の肺のレントゲン写真
息子の手首のレントゲン写真
引っ張り出してきました。

それでも足りないくらい人がいましたので、
みんなで交替交替でレントゲン写真を使いました。




ふと周りを見渡すと、ご近所さんも皆さん出てきて、
皆既日食を観察しています。
手には何か黒いものを持っていますが、
レントゲン写真ではないようです。
なんだろ~。

イメージ 3

イメージ 4



このレントゲン写真を通して、写真を撮ろうとしていた者もいましたが、
うまくいかなかったようです。

こうして、
へぇ~、ふぅん~、スゴイねぇ~!
とみんなでワイワイ言いながら、
数分ほど皆既日食を楽しみました。

貴重な良い思い出になりました。