洗濯と読書の日々

インドネシア在住50代主婦 7人家族 猫6匹

夫の日本語能力②

夫はインドネシア人ですが、日本語ペラペラ です。

ひらがな・カタカナ・漢字もすべてオッケーで、喋りは完璧です。日本人のようです。

大学で日本語を専攻し、一年間日本へ留学し、結婚後一年半だけ日本に滞在したことがあります。

計二年半の日本滞在 でこれだけ日本語が話せるというのは、一種の 才能 なのでしょうね。

私はインドネシアに13年間滞在していますが、インドネシア語レベルは近所の奥さんたちとお喋りするには困らない程度のものですから。

夫はときどき知人に頼まれて、翻訳 をすることがあります。本職ではありません。

日本語からインドネシア語に翻訳するぶんには、一人ですらすらとやってのけますが、インドネシア語から日本語への翻訳は、私の手助けが必要となります。

いくら夫でも日本で生まれ育ったわけではないので、完璧な日本語文章を作成するのは無理なのです。
夫が一人でやると、だいたい意味は通じるのですが、どうもおかしい文章になってしまいす。

そこで、やり方はこうです。

まず夫が日本語の文章をざぁーーっと読み、思いつくままに日本語文章にしてノートに書きます。
それを私がちゃんとした日本語に訂正するというパターンです。

しかし、夫は非常に字がきたないので、判読するのが大変です。

前に人類の歴史みたいな翻訳物があって、夫と私とでとりくんでいました。

ジャワ原人だとか、アオストラロピテクス(?)だとかがでてくるアレです。
そこで日本人にとっては

「直立歩行の猿人類」 という言葉は、おなじみというか、きまったフレーズですよね。教科書にもよくでてた気がするし。

しかし夫は、この言葉をインドネシア語から日本語に

「立って歩いた猿人間」

と訳していたのです。私は一人でおおうけ!!!


「くっ・・・くくくくっっ!!!・・・・さっ・・・猿人間だと!!!」



あと、昨日なにげなくインドネシア関係のブログをいろいろ閲覧して時のことです。

インドネシアの特産品として有名な、すごく珍しいコーヒー豆の記事がありました。

動物にコーヒー豆を食べさせて腸内で醗酵させ、糞としてでてきたものが超高級コーヒー豆となるのです。

ちょっと気持ち悪い気もしますが、このコーヒー豆お値段も高いですし、お味もすごいいけるらしいのです。
私は試してみたことはありませんが。

その記事をを読んで

「あ、このコーヒー豆の翻訳やったことあるぞ!」

とすぐ思い出しました。

その時夫が訳した コーヒー豆を腸内で醗酵させる動物は は たぬき です。

その時は

「へえー、たぬきの糞 のコーヒー豆ねぇ」

なんて感心してたのですが、その記事によると、その動物は
ジャコウネコ  というじゃぁ、ありませんか!!!

夫は、な・・なんといういいかげんに訳していたのでしょう。

しかし、もう昔のことだから忘れてしまおう。

たぬきの腸内と、ジャコウネコの腸内。

やっぱり ジャコウネコさん のほうが、気品がありそうですよね。

インドネシア語でたぬきって何というか、知りません。

日本では昔話でよく登場するので親しみがありますけどね。